動物ごとに睡眠時間の長さが違うということを知っている人は多いと思います。私たちに身近であるネコなんかはよく寝ているイメージがありますよね。
今回はいろんな動物(哺乳類)ごとにどのくらい眠っているのかを調べてみました。
動物ごとの睡眠時間は?
2005年にハロルドゼペリン、ジェロームM.シーゲル、アイリーン・トブラーが研究した哺乳類の一日の睡眠時間をまとめたものです。
睡眠時間の長い順に表にしてみました。
海外の研究によるものなので、私たちに聞きなじみがあまりない動物もありますね。
長く眠る動物の特徴は?
先ほど示した動物の中で、12時間以上という一日の半分を睡眠に充てるほどよく眠る動物は、「コウモリ」「オポッサム」「アルマジロ」「コアラ」「フェレット」「カモノハシ」「ハムスター」「ネズミ」「ネコ」です。
長い時間よく眠るといっても、成人のように1日に1回がっつり眠るというわけではなく、寝たり起きたりを繰り返します。人間の赤ちゃんと一緒ですね。
なぜ長い時間睡眠が必要なのか
このような動物がなぜ長時間眠るのかというと、体の大きさと代謝量が関係しています。体が比較的小さく、よくエネルギーを消費する動物は長い睡眠が必要になります。
たくさん動くのに対して身体が小さいためエネルギーを補給してくれる機能がないためその分睡眠によって体を回復させているのです。
また、比較的個体が小さいため、大きな動物よりも少しのの餌で足りるという点もあります。そのため少しの餌でエネルギーを蓄え、後は睡眠によって回復させているのです。
草食動物は一般的に睡眠時間が短い
逆に睡眠時間が短い動物というのは草食動物で、このなかでは「ウマ」「ゾウ」「キリン」に当たります。
なぜ草食動物は睡眠時間が短いのか
エネルギー摂取効率が悪く食べ続けなければ体を維持できないのです。
特に大型となるとより多くのエネルギーを必要とするため、多くの餌が必要になります。
また、大きな動物ほど天敵に見つかりやすく、身の危険を守るために睡眠時間が短いという説もあります。
睡眠時間の長さには理由があった
普段飼っているペットや動物園で飼育されている動物は野生より安全性が高いので、上で示した時間より長くなることが多いです。
それぞれの動物が実際に眠っている時間の長さにも理由があるんですね。
ぜひもし飼っているペットがいる人はどのくらい寝ているのか観察してみると面白いかもしれませんね。
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