このブログでは「上級睡眠健康指導士/モーニングコールの運営」を行っている私(悦ちゃん)が睡眠に関する情報を発信しています。
コケコ
日中8時間トイレを我慢するのは難しいのに、夜にトイレに行かなくても平気なんだろう?
悦ちゃん
小さい頃はおねしょをしても、成長するにつれて次第に夜トイレに行かなくても寝続けられるようになるもんね。
悦ちゃん
今日は夜トイレに行かず朝まで寝ていられる理由について説明します!
この記事の概要
- 寝ている時に長時間トイレに行かなくても寝ていられる理由
なぜ寝ている時はトイレに行かずに寝ていられるのか?
小さい頃はおねしょをしていても、次第におねしょがなくなっていきます。
日中は水分を摂取しているとはいっても、数時間単位でトイレにいきますよね。
なぜ、このように寝ている間にトイレに行かなくても寝続けることができるのでしょうか。
抗利尿ホルモンの働きのため
この日中と睡眠中でトイレの頻度が変わるのはホルモンが関係しています。
悦ちゃん
抗利尿ホルモンというホルモンが関係しているよ
この抗利尿ホルモンが寝ている間は増加することで長時間トイレに行かなくても、長時間トイレに行かなくても寝続けることができます。
この分泌量は睡眠中の方が覚醒時よりも約2倍も多く分泌され、尿量が覚醒時の60~70%ほどまで少なくなると言われています。
(参考)
・大和 健二, 尿生成の日内変動に関する研究, 日本泌尿器科學會雑誌, 1970, 61 巻, 3 号, p. 254-265
・Masaru KOJIMA, The Role of Antidiuretic Hormone in Congestive Heart Failure, JAPANESE CIRCULATION JOURNAL, 1966, 30 巻, 5 号, p. 525-538
睡眠とは別になりますが、アルコールを飲むとトイレが近くなってしまうのも、アルコールが抗利尿ホルモンの働きを抑制してしまうためです。
膀胱の筋肉がゆるみ、広がることで尿を貯める量が増えるため
睡眠中は副交感神経が働き、筋肉がゆるむことで膀胱に貯められる尿の量が大きくなります。その量は昼間の1.5倍ほどまで増えます。
まとめ
コケコ
寝ている間にも体はうまく調整してくれているんだね
夜トイレに行かず朝まで寝ていられる理由についてご説明しました。
それでも夜トイレで起きてしまうという方は、別の記事にてご紹介予定です。
コメント